歯科衛生士の試験

歯科衛生士の試験

歯科衛生士の試験

歯科衛生士になるためには国家試験をクリアして資格を取得する必要があります。この国家試験は歯科衛生士法に基づき、厚生労働省が実施しています。

この試験は誰にでも受けられるものではなく、所定の条件をクリアする必要があります。条件は以下の3点のうち、いずれかを満たしていることです。

文部科学大臣が指定した歯科衛生士学校を卒業していること。もしくは試験日までに卒業する見込みがあること。

厚生労働大臣が指定した歯科衛生士学校を卒業していること。もしくは試験日までに卒業する見込みがあること。

外国の歯科衛生士学校を卒業していること、あるいは外国で歯科衛生士免許をすでに取得し、厚生労働大臣が歯科衛生士学校卒業と同等の知識・技能を持っていると認めていること。

試験は年1回、3月上旬の日曜日に実施されます。試験は1日で実施され、合格発表は3月下旬です。

試験科目は全12科目。詳細は以下の通りとなっています。

・解剖学、生理学、病理学、微生物学、薬理学、口腔衛生学。

ここまでが午前中に実施されます。以下は午後に実施。

・公衆衛生学(衛生行政・社会福祉も含む)、栄養指導、歯科臨床大要、歯科予防処置、歯科診療補助、保健指導。

合格の最低ラインは6割以上の正答率。合格率は95%前後と非常に高い率となっており、普通に専門課程を学んでいれば決して高いハードルではありません。

この試験で毎年7000人程度の歯科衛生士が新たに誕生しています。過剰が指摘されている歯科医師に比べ、歯科衛生士はまだまだ需要が高く不足しているため、就職・転職に有利な資格といわれています。今後も資格取得を目指して多くの志願者が受験することでしょう。

歯科衛生士資格試験

歯科助手等の実務経験〇年でも、試験のために勉強をして、知識を得ていても、
歯科衛生士資格の受験に必要なのは、歯科衛生士学校を卒業、もしくは卒業見込という条件です。

とはいえ、現在歯科医院で働いている人や一般企業で働いている人で、歯科衛生士になりたいと思っている人もいると思います。

その場合は、きちんとその旨を職場や歯科衛生士学校に問い合わせてみると、配慮処置をとってくれる事もあります。
また、夜間部を開いている学校もあるので諦めてはいけません。