歯科衛生士の勤務年数

歯科衛生士の勤務年数

歯科衛生士の勤務年数

歯科衛生士は永久資格。一度資格を取得すれば更新の必要がなく、生涯にわたって就職・転職に活用することができます。

しかし、歯科衛生士を生涯の仕事としている人は意外に少なく、それが歯科衛生士不足の大きな原因ともなっています。

歯科衛生士の平均年齢は31歳程度。平均勤務年数は6年程度となっています。どちらも低い数字で、 歯科衛生士の勤務年数は全体的に短いということがわかります。より細かいデータで見てみますと、 歯科衛生士全体のうち、4分の1、25%を占めているのが勤務年数が5〜10年です。さらに短い5年未満が23%となっています。 いかに短い勤務期間で退職してしまうかがデータにあらわれています。

雇用先によっても勤務年齢が異なってきます。もっとも一般的な、歯科医院での勤務がもっとも短く平均31歳で、全体の平均勤務年数を引き下げる要因となっています。続いて病院関連が34歳、公衆衛生関連が37歳、社会福祉施設が39歳となっています。

歯科衛生士は30歳前後がボーダーラインといわれています。その理由は、歯科衛生士は女性が圧倒的に多く、結婚・出産を機に退職する例が多いことも大きな原因となっています。そのこともあり、 歯科衛生士の求人は沢山あるのです。
生涯の仕事として歯科衛生士の職に就いている方はほとんどいないというのが現状のところでしょう。このことが『社会問題にならない事が社会問題』とも言われています。

その反面、歯科衛生士退職後、子育てを終えた後に復職するなど、永久資格ならではのメリットを活かしている人が多い仕事です。その職業の役割同様、家計をサポートする役割として便利な職業といえるのかもしれません。

男性の歯科衛生士

歯科衛生士、歯科助手と言えば、女性のイメージですよね。しかし、男性の歯科衛生士もいるのです。
とはいえ、歯科衛生士は力仕事ではありません。技術職と言えないことはありませんが、男性歯科衛生士はイメージの上でも、まだまだ難しいといえます。
とはいえ、男性の飛行機搭乗員や看護師もおりますので、これから先は男性歯科衛生士も増えるかもしれませんね。